消化にかかる時間
アーユルヴェーダでは健康に向けて様々な知恵が語り継がれていますが、
その中でもいちばん大事とも言えるのが
「消化力」
アーユルヴェーダ用語では
「アグニ」
といいます。
これからアグニという言葉はよく出てくると思うので覚えてくれたらうれしいです♫
消化力については色々書きたいことがあるのですが、今回は
・食べたものの消化にかかる時間
についてお話します。
みなさんは、いつも食べている食事を消化するのにどのくらいの時間がかかるのか?
意識したことありますか?
ちなみに私はアーユルヴェーダを学ぶまでそこまで意識していませんでした‥(^o^;)💦
学んでからは驚きの連続。
全てを実践しなくても、知ることで意識するのでまずは知ることから始めてみませんか?
普段食欲があってもさすがに風邪をひいたときは食欲がなくなったり、
食べたとしても消化にいい食べ物を食べようと思ったりしますよね?
野生動物はケガをしたら食事はせずにまずは体を休ませるそうです。
それは食べた物の消化にエネルギーを使うことで体力の回復に時間がかかってしまうから、
と言われています。
栄養過多な現代に断食がすすめられるのも、
少し納得‥😅
私たちは毎日食べたものを消化しながら生きています。
そもそも消化って????
【消化とは食べたものに含まれる栄養を体内に吸収できるように分解すること】
ざっくりいうと、口から入った食べ物は
食道→胃→十二指腸→小腸→大腸→排泄
という流れ。
食べたものは胃でドロドロの粥状態にして送りだされます。
この粥状態にするまでが消化です。
では普段食べる品目別で。
・ごはん、パン、うどんなどの炭水化物
→2〜3時間
うどんより蕎麦、ご飯よりお粥など
柔らかくすると消化吸収が早くなる。
麺類(ラーメン、うどん、パスタ‥)はよく噛んで食べないと胃で細かくするのに時間がかかるのでよく噛んで食べましょう。
・肉や魚などのタンパク質
→4〜5時間
ただし加工肉食品(ハムやソーセージ)、脂肪は半日以上!???
人は本来タンパク質を消化吸収しやすい身体にできているそうですが、脂肪は吸収されにくいそう。
加工肉や脂肪を消化するのには12時間かかるとも。
脂肪の摂り過ぎは消化不良、肥満の原因になるので摂り過ぎはには気をつけたいです…
・野菜→1〜2時間
野菜には酵素が含まれるので消化は早いです。
冷え性や乾燥肌の人は(特にヴァータ、カファ体質)生よりも火を通して食べることで消化に負担なく吸収も早くなりますよ。
・果物→1時間前後(いちばん短い!)
野菜と同じく酵素が豊富なので早く消化されます。
果物は食中、食後よりも単体で食べるのがおすすめ!
ほかの食品と組み合わさることでガスが発生し消化に時間のかかる食べ物になってしまうとアーユルヴェーダでは教えられています。
バナナは消化に1〜1.5時間と少し遅め。
腹もちがいいと言われるのはそのことからですね。
※ただし、イライラしていたり、悲しかったり、機嫌が悪かったり、、
その時の心理状態によっては溶かすまで倍の時間がかかると言われます💦
(やはり身体と心はつながってる〜💦)
今日お話したのはあくまでも"消化にかかる時間"であって、
口から摂取した食べ物が排泄されるまでは約24〜48時間。
なるべく消化に負担をかけずにするのが大切!
スムーズに消化されなかった食べ物は毒素となり体のあらゆる管を塞ぎいづれ不調となって表れます。
こう考えたら夜に食べる脂身の多いお肉や、
冷たい生野菜など、食べる前に時間帯や調理法を少し意識できますね!
ちなみに私は今まで果物を単体でというのは初耳で。
アーユルヴェーダを学んでからはなるべく果物は食間に食べるようにしています‥🍎
アーユルヴェーダの知恵がみなさんの生活のなかに広がりますように♡
0コメント