アーユルヴェーダ的花粉症対策
やっと寒さから解放されて、ホッとひと息つく間もなく、次にやってくる「花粉症」
サロンやスタジオでも鼻がぐずぐず、
目がかゆい、、という方をみかけるようになってきました。
花粉症の方はきつい薬を飲んで眠気やむくみの副作用に苦しんでいる人も多いのでは?
花粉症ではない人でも、
目覚めがスッキリしない、体が重だるい、、
など感じやすい時期。
仕事や生活に支障をきたして、しんどくなるのであれば薬を使うのもひとつ。
花粉症の方は色んな対策をしてきた方も多いと思います。
アーユルヴェーダには沢山の知恵があるのです今回はそんな花粉症について。
*なぜ花粉症がおきるのか?
アーユルヴェーダの視点からみると、
春はカファ(水、地)の季節。
前々回のドーシャでアップした記事を参考に。
カファの特徴は温和で落ち着きのある性格。
適度な水と脂で肌や髪はしっとりつややか。
肌はしっとり冷たく、
まるで穏やかで透きとおる湖😌
でも一転…カファが強くなると‥
よどんで濁った水たまり💦
ドロドロと粘着性をもち、流れるのを嫌い、動けずにその場にとどまっている‥
鼻水ズルズル、憂鬱な気分、むくんで冷えて活動的になんてなれやしない😪
こんな感じ(笑)
まさにこのカファの症状は春先に起きがちな日常の不調とそっくり。
花粉症もそのひとつ。
こんな状態になりそうな、なってしまっている方への解決方法は、
刺激!
よどんで、とどまってしまわないよう身体と心、両方に刺激を与えて活性化!
溜め込まないのがカギ
です。
ではアーユルヴェーダ的花粉症の方への対策をいくつかお話します。
実際私がアーユルヴェーダで学んだことをシェアしますね😊
*トリカトゥ
サロンでもカファさんへはお話することも多いこのトリカトゥ。
トリ=3つ
カトゥ=辛い
文字通り3つの辛いスパイスが同量に入っています。
ブラックペッパー、ジンジャーパウダー、ピッパリー。
ピッパリーという名前は聞き慣れないと思いますが、ヒハツ、ヒバーチ、長胡椒とも言われていて国内では沖縄で採れるスパイスです。
ブラックペッパーとはまた違う、
ピリピリ感で山椒に近いのかな?
このミックススパイスをお白湯に入れたり、
はちみつと混ぜて舐めたり、料理に使ったり。
私は朝、食前のお白湯に入れて飲むことが多いです。
身体を温めて、消化力を上げ、脂肪を押し流してくれる働きがあります。
※妊婦さんやピッタ体質の方は控えめに。
*ガルシャナ
サンスクリット語で摩擦。
日本の乾布摩擦のルーツとも言われてます。
絹の手袋で優しくリズムよくドライマッサージします。
脂肪燃焼、むくみ、デトックス、肌を滑らかにするなど身体だけでなく気分もスッキリ!
※ガルシャナはサロンのメニューにも新たに加わりますのでお楽しみに♡
*エッセンシャルオイル
エッセンシャルオイルで花粉症のぼーっとした頭をスッキリさせましょう。
ペパーミント、ティトゥリー、ユーカリ、ラベンダーなど。
痒みの原因である炎症を抑えて免疫力を上げる効果が期待できます。
太白オイルに混ぜて、頭と耳、ひざ下から足裏にかけての3点をオイルマッサージするのも◎
*旬の春野菜
これは先日直売所で買ったセリ。
私のふる里秋田ではきりたんぽに欠かせないセリ!秋田は根っこの部分も食べます。
この日はお出汁でこんにゃくとセリをさっと煮ただけ。
春に旬を迎えるセリ、アスパラ、春菊、ふきのとう、セロリなど
どれもほろ苦い味をもっていますよね。
このほろ苦さと新芽のパワーが最高のデトックスをもたらしてくれます。
自然のサイクルはほんとすごい!
いつでも私たちが必要なものを差し出してくれます🥦
季節物は摂りましょう。
このほかにも、
鼻うがいや、オイル点鼻薬などあります。
ちなみに花粉症でお悩みの方は乳製品、白砂糖、チョコレートは思いきってやめてみましょう!
そして、夜ふかしはせずに朝の早起きを心がけてみるのも◎
今回お話したのは、薬までの即効性はないものの、アーユルヴェーダでは根治を目指すために5000年も前から語り継がれているもの。
薬で抑えるのではなく、日常生活に活かし実践し続けることで少しずつ緩和されていく方も多いはずです。
身体は思っている以上に単純で素直。
気づけば花粉が怖くなくなったという日もくるはず…!
アーユルヴェーダの知恵がみなさんの生活のなかに広がりますように♡
0コメント